WordPressのメタディスクリプションの設定方法
WordPressでのメタディスクリプションの設定方法について、複数ページで同じものにならないように、トップページ、固定ページ、カテゴリページ、記事ページ等、それぞれのページで、固有のメタディスクリプションが設定されるようにする方法を紹介します。
本記事では、メタディスクリプション(meta description)とは何なのか、通常のWEBサイトではどのように設定するのかは、ある程度理解している前提ですすめます。
トップページのディスクリプション設定
トップページのメタディスクリプションは、コントロールパネルメニューの「設定」-「一般」から設定する、「キャッチコピー」の文章を利用しますので、この項目を入力します。
投稿ページのディスクリプション設定
投稿ページには、「抜粋」という投稿の要約を入力するオプション項目があります。投稿ページページのメタディスクリプションは、この項目の文章を利用することにします。
抜粋とは、投稿にオプションとしてつけられる文章のことです。ほとんどの場合、これは投稿の要約として使われます。
この「抜粋」の項目を入力します。
「抜粋」の項目が無い場合、コントロールパネル右上の3点メニューから、「設定」-「パネル」で、表示設定を行うことができます。
固定ページのディスクリプション設定
固定ページのメタディスクリプションは、投稿ページのオプションの「抜粋」を固定ページでも使えるように設定して、その文章を利用することにします。
固定ページに「抜粋」項目を表示する
デフォルトでは、固定ページに「抜粋」の項目はありません。表示されるようにするには、functions.phpに以下のように設定します。
add_post_type_support('page', 'excerpt');
この例は、固定ページ(投稿タイプ)に 抜粋 のサポートを追加します
この設定を行うことで、固定ページの編集画面にも「抜粋」の入力項目が表示されるようになります。
カテゴリページのディスクリプション設定
カテゴリーには、設定項目の中に「説明」という項目があります。カテゴリーページのメタディスクリプションは、この項目の文章を利用することにします。
タグページのディスクリプション設定
タグにも、カテゴリと同様、設定項目の中に「説明」という項目があります。タグページのメタディスクリプションは、この項目の文章を利用することにします。
メタディスクリプションのコード設定
各ページのメタディスクリプションに利用する文章の設定が完了しましたので、各ページで、メタディスクリプションのコードが表示されるようにfunctions.phpに以下のように設定します。
// meta description
function description() {
if(is_single()){
$description = get_the_excerpt();
}elseif(is_page()){
$description = get_the_excerpt();
}elseif(is_category()){
$category = get_queried_object();
$description = $category->description;
}elseif(is_tag()){
$tag = get_queried_object();
$description = $tag->description;
}elseif(is_home()){
$description = get_bloginfo('description');
}
print("<meta name=\"description\" content=\"{$description}\">\n");
}
add_action('wp_head', 'description');
「is_single()」の投稿ページ、「is_page()」の固定ページでは、抜粋に入力した内容を設定、「is_category()」のカテゴリーページ、「is_tag()」のタグページでは、それぞれの設定項目の説明に入力した内容を設定、「is_home()」のトップページでは、全体設定のキャッチフレーズの内容を設定しています。
また、 「設定」-「表示設定」-「ホームページの表示」で、ホームページを固定ページに設定している場合の「is_front_page()」も、固定ページの「is_page()」を通るので、抜粋を入力しておけば、その内容が表示されます。
2022年01月04日に投稿されました。